~昭和女子大学『戦後史プロジェクト』の4年間を振り返って~
設立から10周年を迎えたノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会は、これまでの活動をふまえて今後の課題を共有していくため、昨年12月10日のオンライン討論集会「“ノーモア・ヒバクシャ”継承の拠点を各地に」に続き、パートⅡとして下記の要領でオンライン・シンポジウムを開催します。
継承する会の被爆者運動史料整理に協力してきた昭和女子大学で2018年に立ちあげられた「戦後史史料を後世に伝えるプロジェクト―被団協関連文書」は、その4年間の集大成として昨秋、同大光葉博物館で特別展「被爆者の足跡―被団協関連文書の歴史的研究から―」を開催。約1ヶ月間の会期に来館者は1500人に及び、各方面に大きな反響を呼びました。
その4年間の経験と知見を基に、被爆者運動史料の意義や活用の可能性を議論します。
■ 日 時:3月19日(土)13:30~16:00
■ 会 場:Zoomオンライン・シンポジウム
■ 主 催:ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会、日本原水爆被害者団体協議会、昭和女子大学「戦後史プロジェクト」による共催
■参加申込フォームはこちらから
【申込期限は3月15日(火)まで】
■ 概 要:
第一部は、昭和女子大学戦後史プロジェクトから「プロジェクトの4年間の取り組みと特別展」について報告する。各年度のテーマをなぜとりあげ、どのように解明していったかなど、研究の深まりに触れる。冒頭、特別展の映像を紹介する予定。
第二部は、継承する会、被団協、昭和女子大プロジェクトによるパネルディスカッションとし、会場からの発言も交えて討論。論点として、①被爆者運動史料から気づいたこと、学んだこと、②プロジェクトの活動・特別展をつうじて、新たな発見・視点を得たこと、③被爆者運動史料を残し活用する意味や可能性、継承する会の役割や期待・注文など。