2/25 日本被団協がロシアのウクライナ侵攻に抗議する談話を発表しました。
2022.03.07
2022 年 2 月 25 日
【談話】
怒りをもってロシアのウクライナ侵攻に抗議する
日本原水爆被害者団体協議会
事務局長 木戸 季市
ロシアのウクライナ侵攻に接し怒りに震えています。
侵攻は事実上の開戦ではないでしょうか。真珠湾奇襲攻撃が思い出されます。
国土を廃墟とした戦争、そして広島・長崎への原爆投下。
被爆者として許せないことは、プーチン大統領が核兵器国であることを誇示し、核兵器で威嚇していることです。
5歳被爆の記憶でも、閃光と爆風で何もかも無くなった黒い街、道に転がり川に積み重なった死体、水を求める人の姿を忘れることはできません。ロシアの行為は、広島・長崎を繰り返し「ふたたび被爆者をつくる」ことそのものです。
日本被団協は結成宣言で、被爆者は「自らを救うとともに、私たちの体験をとおして人類の危機を救おうという決意」を誓い、今日まで核兵器のない世界を実現するために生きてきました。
今回のロシアの侵攻は、被爆者の願いを踏みにじり、人類を危険にさらす行為です。即刻、やめることを求めます。
関連タグ:なし