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お知らせ
11/23~24 長崎「地球市民フェス」参加報告
2024.12.09

日時:2024年11月23日(土)、24日(日)
会場:HAPPINESS ARENA(長崎スタジアムシティ)

 KANDO LOUNGEでのワークショップとして開催された「活動紹介リレートーク」へ参加。「Social Book Cafe ハチドリ舎」「KNOW NUKES TOKYO」「一般社団法人かたわら」「核兵器をなくすキャンペーン」「shouTpuT」そして「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」の6団体が、それぞれの活動内容などをリレー形式で紹介した。

 継承する会は、設立当初から取り組んでいる「調査・研究・資料の活用」を中心に、直近、日本被団協と共に開設した「NO MORE HIROSHIMA&NAGASAKI MUSEUM」「被爆体験記等のオンライン公開」を紹介。

 イベント全体では前記した以外の団体も複数参加しており、様々な活動について見聞きした。その中で、弊会の「被爆者の歩みを資料・記録という形で継承する」という特色を改めて振り返った。被爆者が「何を求め何のために活動を続けてきたのか」これらを学び咀嚼し、その思いを受け継ぐことは、次世代にとって(活動の有無に関わらず)重要な行動であると感じた。

 「いつか歴史の目撃者としての被爆者はわれわれの前からいなくなる。しかし、記憶を守る強い文化と継続的な関与により、日本の新たな世代は被爆者の経験とメッセージを引き継いでいる。彼らは世界中の人々を鼓舞し、教育している。そうすることで彼らは、人類の平和な未来の前提条件である核のタブーを維持することに貢献している。」(ノーベル賞委員会 平和賞受賞理由より抜粋)

 ノーベル平和賞受賞も1つのきっかけに、“記憶を守る強い文化”を広めていくべく、運動資料はもちろん、数々の手記・証言をどう活用していくか。被爆者そして当時一緒に活動を続けてこられた方々と、対話・議論ができるこのタイミングで、弊会としても今一度考えてみたい。

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