「ヒバクシャと出会うカフェ」とは、「ヒバクシャの方とお友達になりたい!」という想いが原点の交流会です。証言会ではなく、ヒバクシャの皆さんと一人の「ひと」として出会い、交流し、この先も長く繋がれる関係を築くきっかけを作りたいと思い、企画しました。

今回は広島で被爆された副島圀義(そえじまくによし)さんを囲みます。副島さんは広島に原子爆弾が落とされた2週間後、 8 月 19日 に生まれました。
「(母が)かかっていた産婆さんは行方不明で、日赤に行ったら「こんな怪我人がいっぱいの時にお産で入院なんてとんでもない。出産なんて自分でできる。臍の緒はこうやって切ればいい。」と言われたそうです。そう言いながら医者も気の毒に思ったのか、化膿したらこれを使えと貴重品のヨードチンキの小瓶をくれたそうです。いよいよ生まれそうになって、瓦礫の中から引き出した比較的汚れの少ない敷布とか浴衣などを用意しましたが、いざ出産という時に意識が薄れ、気づいた叔母が二軒隣の人をたたき起こして連れて来ました。その人は子どもを取り上げた経験のあった人で、弟は無事生まれることができました。生まれてすぐ、臍の緒が化膿して高熱になり、思い余った母が、貰ったヨードチンキを臍の緒にぶっかけた結果、弟は奇跡的に助かりました。あとで母は、ショックでよく死ななかったと思うと言っていました。~圀義さんのお兄さん( 健義さん)の体験記から~」
お話を聞いた後、圀義さんと被爆体験のない私たちで、圀義さんの被爆体験をどんな風に伝えることができるのか一緒に考えてみたいと思います。
※参加者との対話の中で交流テーマは変わりますので、ご了承下さい。
👇副島さんの体験を伝える神戸新聞の記事
<託す声~胎内被爆者と若者たち>(上)原爆投下の日、母が見た地獄|総合|神戸新聞NEXT
<託す声~胎内被爆者と若者たち>(中)命の重み語り継ぐ|総合|神戸新聞NEXT
<託す声~胎内被爆者と若者たち>(下)被爆3世、世界に伝えるため|総合|神戸新聞NEXT
【開催日】 5/25(日)13:00~15:00
【会 場】オンライン(ZOOM使用) 途中参加・途中退出OK!
*お申し込みを頂いた方には開始前に接続用URLをご連絡します。
*事前にPCまたスマホにzoomアプリのダウンロードをお願いします。
【お 話】副島圀義さん(兵庫県 広島で胎内被爆)
【対 象】どなたでも参加いただけます
【定 員】10名前後(先着順)
【参加費】無料
【参加申込】以下の参加申込フォームからお申し込みください
https://forms.gle/WHt9Uh7RcaXsjG2G9
【共 催】ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会「未来につなぐ被爆の記憶」PJボランティア・グループ
杉野沙歩(ヒバクシャと出会うカフェ主催)