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被爆者運動に学び合う学習懇談会~これまでの報告と今後の予定~
2017.10.01

 広島・長崎の原爆から76年目の2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効しました。「核兵器のない世界」の実現までにはまだのり越えるべき課題はたくさんありますが、被爆者が長年にわたり求めつづけてきた核兵器廃絶へのスタート時点にようやく辿りついた感動の一瞬でした。

 2016年は、広島、長崎をはじめ全国に居住する被爆者たちが日本原水爆被害者協議会(日本被団協)を結成してから60年の節目にあたりました。禁止条約の発効は、自ら立ち上がって組織をつくり、原爆がもたらした苦しみ・被害を明らかにしてその実相を広げ、ふたたび被爆者をつくるなと国や世界に訴えつづけてきた被団協と被爆者たちの粘り強い運動があったからこそ。核兵器も戦争もない世界を実現したいと願う私たちにとって、その運動の足跡から学べることは少なくありません。

ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会では、2015年の秋から、「被爆者運動から学び合う学習懇談会」をシリーズで開催してきました(不定期、継続中)。当日、参加できなかった方々にもその内容を共有していただけるよう、各回の概要と資料などを公開します。

被爆者たちの経験と運動から学び合うために、ご活用ください。

【次回のご案内】

2019.10.26 被爆者運動に学び合う学習懇談会 シリーズ14

◆ 問題提起者:中澤 正夫氏(精神科医)

 テーマ:被爆=「こころの被害」

【これまでテーマ、報告】

第13回

被爆者運動に学び合う学習懇談会《シリーズ13》報告 テーマ 「被爆者相談の現場から原爆症認定制度を考える」

報告者:若林節美 氏(原爆被害者相談員の会、元広島赤十字原爆病院医療ソーシャルワーカー)

第12回 2019.04.13

被爆者運動に学び合う学習懇談会《シリーズ12》報告 「被爆者運動の自立を戦後史に位置づける」をテーマに

報告者:松田忍 氏(昭和女子大学人間文化学部歴史文化学科 准教授)

第11回 2018.10.27

〝日本被団協1994.12.23緊急全国代表者会議〟~「原子爆弾被爆者に対する援護に関す法律」の成立を受けて~

報告者:濱谷正晴 氏

第10回 2018.4.14

“「被団協文書」査報告~「被団協連絡」を読む/「被団協速報」の誕生”

報告者:松田忍 氏(昭和女子大学人間文化学部歴史文化学科 准教授)

第9回 2018.02.03

“「被爆者として言い残したいこと」から何を学ぶか”

報告者:八木良広 氏(愛媛大学教育学部特定研究員)、根本雅也 氏(立命館大学鬼怒川総合研究機構プロジェクト研究員・学術振興会特別研究員)

第8回 2017.4.8

「沖縄戦と被爆者運動―9.9学習会と沖縄交流ツアーをふまえて―」

報告者:木戸季市 氏

第7回 2017.2.25

「原爆で終戦」のウソと役割

報告者:吉田一人 氏

第6回 2016.11.12

「被爆者運動と裁判闘争」

報告者:中川重徳 氏

第5回 2016.9.9

「沖縄戦 被害・加害の実相と被害者のたたかい」

報告者:瑞慶山茂 氏

第4回-(2)2016.7.23

「要求骨子」から「基本要求」へ~国家補償論の発展をふり返る~

報告者:栗原淑江 氏

第4回-(1) 2016.6.4

『要求骨子』から『基本要求』へ~国家補償論の発展をふり返る~

報告者:栗原淑江 氏

第3回 2016.4.23

「原爆は人間として受忍できない=被爆40年“原爆被害者調査”ストーリー」

報告者:濱谷正晴 氏

第2回 2016.4.23

「被爆者問題をみつめる」

報告者:山手茂 氏

第1回 2015.11.14

「原爆被害の実相を追究する―被爆者・調査・運動―」(報告者:濱谷正晴)

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